2016年1月28日 因数分解をどう教えるか
先日、1年次生2名が来室しました。
相談内容は、「因数分解をどう教えるか」です。
因数分解を指導するには
因数分解とは何なのかが分かっていないと
教えることはできません。
また、因数分解をイメージできるように指導しなければ、
子どもはイメージできません。
因数分解をイメージしやすくすると、
因数分解とは「ある長方形の面積から縦と横の長さを求めること」です。
xΛ2 + 4x + 3 の因数分解は、
「x × x」の正方形が1枚、「1 × x」の長方形が4枚、「1 × 1」の正方形が1枚あって、
それを長方形になるようにパズルのように並べ、
そのときの縦と横の長さを求めることになります。
きれいに並べると、縦「x + 1」横「x + 3」の長方形ができます。
だから、xΛ2 + 4x + 3を因数分解すると、
(x + 1)(x + 3)になります。
この相談の後、中学生がイメージできるように教えたところ、
「因数分解っておもしろいかもしれないなあ」
と言われたと、笑顔で報告してくれました。
式だけで教えても、子どもはイメージしにくく理解を図ることも難しくなります。
式と図とを結びつけられるような指導をしていきたいですね。
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